本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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タグ : ダイエット

人生の半分以上を過食症で。

女性 会社員 40歳 O型 埼玉県

過食症になって、22年経ちました。
数字にして表すと、人生の半分は過食に苦しみ続けてきたことに気づき、愕然としています。

心療内科などを受診しようと思ったこともありますが、自分の意思が強ければ治せる、人より少し大食いなだけかもしれないと、病気とは認めたくない自分がいました。
もともと人づきあいが苦手で、友達も少ない私でしたが、過食の症状がひどくなるのに比例して、ますます人と接するのが嫌になりました。イライラすることが増え、当時付き合っていた彼に当たり散らし、最終的には振られてしまいました。とても理解のある、優しい彼だったのに、ひどいことをしてしまいました。

また、私は長時間ダラダラと過食してしまうので、何か趣味を楽しんだりすることがありませんでした。
食べることが何よりも好きで、それを超えるほどの趣味があるとは思えませんでした。
休みの日は前日の夜から過食して、翌朝後悔するのに、その夜にはまた過食して、自己嫌悪に陥る…。この繰り返しです。
私の場合は過食のみなので、みるみるうちに太り、周りの人に太ったと言われるのが本当に辛かったです。

思えば、過食症発症のきっかけは、軽い気持ちで始めたダイエットだったと思います。
その時は絶食に近い状態だったので、かなり体重を落とせました。でも、すぐにリバウンドしました。

それから、あらゆるダイエットに挑戦しては失敗し、過食症もひどくなっていったように思います。
今までエステに二回通い、総額100万近くは使いました。
でも結局リバウンドしてるので、このお金はすべてムダになりました。

そして現在、一番症状がひどかった22年前の自分に戻りつつあります。健康診断では腎機能の低下と、高コレステロールが判明し、何としても過食症を完治させたいと思っています。もう、大切な人やお金、時間を失いたくありません。

発症して28年。子供にも気になる兆候が

女性 会社員 44歳 A型 東京都

はじめて過食嘔吐したのは16歳の時だったと思います。
食べることが大好きだったわたしは、よくお小遣いでおやつを買って全部使ってしまうことも。。

子供時代から人間関係が苦手でいつも悩みが尽きなかったので、甘いものを食べることで自分を慰めていました。
ある時食べ過ぎてしまって、胃が苦しくなった時に吐いてしまえば気持ち悪いのが治るかも・・・という軽い気持ちで吐きました。
それからは時々気晴らしに嘔吐するようになりました。

たまにトイレを長時間使用することが難しそうな場合は、お風呂で吐いたこともあります。
マンションの排水管清掃の後、母に「うちが一番汚れていた、と業者さんに言われたよ!」と言われたので、母も知っていたのかもしれません。

過食嘔吐がピタッと止まる時があります。
それは真剣な恋愛をした時です。
アドレナリンがでるのか、その時は食べなくても平気になりました。
結婚後も一度好きな人ができ、不倫関係になってしまいました。
このときは、主人より、子供より、食べることより、夢中になってしまい、破局を迎えてからあっという間に12キロ太りました。

ダイエットも何度も何度も試しては失敗しています。
いったい いくら使ったのか・・・。
高校生の頃からサプリメントを飲んだり、マイクロダイエット、耳つぼ、精神科への通院、カウンセリング、スポーツジム、ダイエット講座、エステ・・・。
全てある程度結果が出てくると途中で「今日だけ食べて吐こう。そしてまた明日から頑張ろう」と思って一気に過食。
そしてコントロールできるはずもなく、また毎日過食嘔吐の日々でした。

どうして自分はこんなに意思が弱いんだろう、最後までやりきれない自分はダメだ・・・と、ダイエットを繰り返すたびに失敗するのでどんどん自分の評価を下げています。
もともと自己肯定感が低かったのに、さらに低くなっていきました。

今は、思春期の子供たちへの対応で苦労しています。
高校生の子供は、毎日のように体調が悪い、と言っています。
学校は休むわけではないので、本当に具合が悪いのかはわかりません。
万引きしていることもわかりました。
表向き進学校に通っていて、明るく人間関係も良好な子です。
中学生の子供は、何に対してもやる気がなく、世の中を斜めから見ているようなところがあり、まったく前向きなところがありません。

わたしは本当の子供のことをわかっていなかったのです。
わたしのせいでこんな子供たちに育ってしまったのか、と後悔でいっぱいです。
小さなころもっとかまってあげればよかった、向き合えばよかった、と本気で思います。

今から間に合うかはわかりませんが、努力して信頼を取り戻したいです。

もう自分を下げることはやめたい。
自分の心も体も大切にしたい。
そういう気持ちです。

痩せる快感で失った楽しいはずの生活

女性 自由業 27歳 O型 京都府

初めは高校2年生のときです。家庭の問題や学校の人間関係の悩みで急にごはんが食べれなくなりました。小さいパンだけでも吐き気がしていました。
どんどん落ちる体重に、私は痩せていく快感が嬉しくてそのまま痩せていきました。

でも痩せていくうちに、痩せる=愛されると勘違いして、今度は太るのがすごくすごく恐くなっていきました。
どんどん食べれなくなって同時、身長158㎝、55㎏あった体重は2ヶ月ちょっとで42㎏まで落ちました。Dカップあった胸はAカップもないぐらいまで胸がなくなって胸板の骨が出て本当に貧相でみすぼらしい体になりました。(今その余韻が残っていて標準体重になっても胸板だけが不気味にガリガリです。)
それから生理は1年間止まり、生理不順になりました。

でも自分の身体がガリガリで細過ぎるっていうことに気付いていませんでした。
鶏ガラのような足もまわりの人たちが気味悪がっていたのに、それが分からず、この細い足が愛されると思い込んでいました。

本当に痩せていくうちに一般的な理想の体型の常識が完全に麻痺していきました。

本格的に拒食症になった私は腰やお尻に肉がないので寝ると骨が直接薄い皮膚に当たって痛くて寝れないんです。
過って転んだときの骨に当たる衝撃もすごくて、身体中に響いてひどい傷みでした。

自分がガリガリでおかしいと気付いたのは体育の授業のときです。バレーボールをしてボールを打ち返したとき、その一瞬で親指が複雑骨折になりました。
拒食症になって身体も骨もスカスカでボロボロになっていました。

こんな危機的な状態まで痩せても、ガリガリの自分の姿に慣れてしまい、また痩せないといけないという強迫概念で痩せる事が止まらなくなっていました。

現実の危機的な姿や、ほんとは心も身体も苦しいのにそれに気づかなくなって、痩せることだけが生きる全て、愛される全てと思い込んで、ずっと自分の体を知らず知らずの間にすごく痛めつけていました。
摂食障害になって10年目ですが、私の青春や、せっかくの若くて元気ハツラツした日々は摂食障害で台無しになりました。ほんとに恐ろしい病気です。