過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

タグ : アルコール

依存症

女性 自由業 40歳 O型 北海道

「治ったと思ったのに再発した」という体験について書かせてください。

18歳(一人暮らしの大学1年):発症。

22歳~25歳(大学4年~大学院修了まで):いったん止まる。
恋人(現在の夫とは別の人)に過食嘔吐のことを打ち明けることができ、それを受け入れてもらえた。
うつ病・パニック障害の症状が強く、そちらの治療で頭が一杯だった 

25歳~28歳(新婚時代):再発するが回数は週1回程度と少なかった。再発のきっかけは思い出せない。
当時田舎(というより、僻地)に住んでいたので、商店も少なく、過食用食材を買いにくい環境だったので回数が抑えられていたのだと思う。

29歳(妊娠中):本格的に再発する。
望んでの妊娠ではあったが、自分のキャリア形成の見通しがまだ立っておらず、出産後本当に仕事ができるか不安だった。
子供が邪魔に思えて虐待してしまったらどうしよう???と思っていた。
妊娠判明時の体重は63kg。
医師から「そんなにあるの!?」と驚かれ、「70kgまで(+7kg以内:1ヶ月につき1kg)に抑えること」と申し渡されるが、食欲に負けて食べてしまった→太ってはいけない!と嘔吐するようになった。
結果はぴったり7kg増で、ほめられた。

35歳~38歳:アルコールに依存したため、いったん過食嘔吐は止まる。

38歳:アルコールを絶ったら、依存対象が食べ物に戻ってしまい、再発。

このセンターのどこかのページに書いてありましたが、過食症・過食嘔吐って、アルコール依存や薬物依存と同じで、食べ物への依存なんですね。
合法だし、アルコールや覚せい剤みたいな薬理作用はないのでしょうが、同根のものだと思います。
アルコール依存症回復の自助グループの会合に出ると、「私は摂食障害ももっていて・・・」という仲間(女性)にしばしば出くわします。
私はどうしてこんなにも何かに依存しなければ生きてこられなかったのか、これからよくよく内省してみようと思います。