本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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タグ : 吐きダコ

死ぬ思いをしたのに

拒食状態から体重が戻ったとしても、
今度は症状が変化し、摂食障害は続く可能性があります。

あなたは過食症を『怖い病気』だと認識出来ていますか?

(以下相談者の方の体験談です)
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女性 主婦 30歳 O型 和歌山県

拒食症になったのは、10歳の時、痩せたくて食べなかった。
出された食事も内緒でトイレに捨てていた。
親が仲悪くって愛されてないと感じたからかな・・・

理由はハッキリ解らないけど、小さくなれば愛されると思った。
赤ちゃんに返れば愛されるような気がした。

その頃はあんまり摂食障害って知られてなかったせいか、脳に異常があるんじゃないかって、大学病院で高額な検査したり、精神科やカウンセリングや色々受けに行ったなぁ~ 
ただ愛されたかっただけの単純な心に幾らお金かけてきたんだろう・・・私も親も愚か、愚かすぎる。
入院もした、入院中脱走もした、きっと精神的におかしかったんだろうなぁ

本当に、拒食症の時は骨と皮だけになってるのに、まだ太りすぎだっていつも思ってて、病院の点滴も 絶対拒否してた。
このままだと死ぬって、親が泣いてた。

カウンセリングのお蔭だったのかなぁ、あまりちゃんと覚えてないけど少しマシになって食事もできるようになって、学校も少しは行けるようになった。

19歳の時ダイエットがきっかけで過食嘔吐するようになった。
人間関係も上手くいってなかったからストレスも原因だったと思う。
食べたいけど痩せたいから、食べたことを無かったことにすれば良いと思った。
軽い気持ちで・・・

今になって、こんな治らないものかって後悔しても遅いね。
本当に麻薬みたい、依存してる。

吐きダコは出来るし、喉は腫れるし、浮腫みはひどいし、疲れやすく体力はなくなっていくし、かといって痩せないし、やせにくくなる。

子供には悪影響、時間も体力もお金も使って、何も残らない病気。

本当に怖いです。
軽い気持ちで自覚なく幸せを捨てました。

これから取り戻せるかなぁ・・・不安の中彷徨ってます。

お風呂も入れず・・・

何かのきっかけで止まった過食。

それは簡単に再発してしまうものです。

治ったという喜びが大きいほど、再発した時のショックは大きいということは
皆さんも想像できるのではないでしょうか。

(以下相談者の方の体験談です)
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女性 会社員 43歳 O型 東京都

過食の始まりは1年前。

その時は2週間に1回程度、多くても週1回。
1回1~2時間程度、食費千円程度。
それが8ヶ月近く続きました。

その時、カウンセリングを受けてピタリと止まりました。
「あ、完治した!」と思ってウキウキ、キラキラしていました。
何でもやる気満々。

ところが、そのカウンセラーと揉め事があり、それを機会に再発。
再発の時は週に1回、1~2時間程度、食費千円程度。

再発2ヵ月後には週に2回になり、再発3ヶ月目には2日に1回になり、とうとう毎日になりました。
特に最後の1ヶ月で加速しました。
その3ヶ月の間に地震があり、それに関連して精神的にショックなことも続いたのがよりマグマにスイッチを入れたんだと思います。

とてもハイペースな経年増加です。
自分でもビックリしました。

今思うと「完治幻想」だったんだと思います。
だけどカウンセラーに「治った」と言われ、本当にその通り止ったので疑うこともありませんでした。
なのに、そのカウンセラーによりまた再発。
信じるものもなくなり、過食は増えて、うつ状態になり、お風呂も入れず・・・。

最後には1日2回、3時間、食費1.5千円~2千円。
もう口に食べ物を運ぶことしか考えられない。
近くのコンビニをはしごして、家に帰るまで待てなくて歩きながらお菓子を食べる。
そして吐いてスッキリした・・・と思ったら、また過食と嘔吐。

あっという間に手には吐きダコが出来ました。
段々と吐くコツを覚える一方、吐けなくなってもきたので、もっともっと手を突っ込んで益々吐きダコが出来る。
唾液腺も腫れました。
これは全部1ヶ月間の出来事です。

元々、節約生活をしていたのに、どんどん生活は厳しくなり、水道光熱費も払えず、親からお金をもらったりしたけど、それも使っちゃって。
でも、親には理由は話せませんでした。

一時の快感が狂わせた7年間

女性 公務員 30歳 高知県
7年前、5年間付き合った彼氏と別れたことをきっかけに、仕事のストレスも相まって、夜中にお菓子を食べるようになりました。
食べている時は満腹感が得られるので気持ち良く、嫌なことが忘れられました。
その後、歯止めがきかなくなり、味もわからずパン(多い時で1斤や1袋)、米(3合)、ピザ(2枚)、ラーメン(インスタント3杯)、スナック菓子(2袋)、アイス(1箱)等々…とにかく何でも食べ、吐き続けました。
2日や3日、冷蔵庫や戸棚に食材を置いておくことがなくなり、買ってきたものはその日のうちに全て食べ、吐きました。
県外に旅行へ行き、職場や家族に買ってきたおみあげのお菓子すらも夜中にあけて全部食べました。
運転中も口寂しくて危険なのに食べながら運転しました。
唯一過食が出ない、誰かと一緒の食事でも、その後一人になった時、倍以上食べました。
吐く前は、胃が下腹部よりかなり膨れて突出し、破裂するかと思うくらい苦しくなって、見た目でわかる異様な体型を見ながら、トイレで吐きます。
初めの頃は、お腹を押して少しだけ吐いていましたが、そのうち左手を喉に突っ込み、胃の中にある食材が全て出るまで吐きました。
その回の過食で最初の方に食べた食材が口から出るまで吐き続けました。
食べている時の何も考えずにいれる『気持ち良さ』と、吐いた後の『爽快感』を覚えました。
トイレは何回も詰まらせ、業者にも来てもらいました。
吐けない時だけ下剤を飲んで、自分を落ち着けさせていたのに、いつのまにか毎日下剤を飲んで精神を安定させていました。
太りたくない、不安な気持ちを押さえたい…そんな気持ちでした。
下剤は次の日に影響が出るので、職場で何度もトイレを往復し、仕事に影響も出ました。
7年経った今、左手甲に吐きダコがくっきりあります。
こうして徐々に『異常』に慣れていきました。