本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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「今日こそは止めよう」の繰り返し

女性 会社員 27歳 O型 東京都

過食衝動に気づいたのは20歳の頃ですが、幼いころから太ったり、痩せたりを繰り返していました。
小学生という大事な成長期に食事制限をしてダイエットをして痩せました。
中学生くらいの頃からカロリーを常にチェック、野菜をしっかり摂るなど健康にこだわり、カロリーの高いものを食べるのは常に罪悪感がありました。しかし、食べることが大好きでその執着が人より多く、細い=奇麗と細い人へのあこがれが常にありました。

その後、大学でははじめ過食衝動はありませんでしたが、留学時に自分の理想とのギャップや悩みを人に相談できないストレスから3・4ヶ月ほど週に2・3回、夜中に甘いものを食べるようになりました。その頃は、顔中にニキビが沢山でき、口内炎もよくできました。留学が終わり、また過食は止まりました。
しかし、社会人になって2年目ごろから、1・2週間に一度無償に甘いものが食べたくなりました。
新商品やその土地限定の食べ物、口コミの高いレストランで食べることで優越感・満足感を感じたので、営業で外回りをしている時は、食べたいものを中心に行き先を考えたり、店をはしごしたり、仕事に全く集中できませんでした。
そしてそんな自分に自己嫌悪を感じました。

夜はコンビニやデパ地下、駅中のお店と色々な場所へ行っては食べ物を買いまくり、家で無我夢中で食べました。
沢山買っているのを見られると恥ずかしいので、家の近くのコンビニでもはしごをしました。
夜は、12時近くまで食べ続け、お腹は妊婦のように膨らみました。そして、何もしたくなり、携帯などをいじり、眠くなってそのまま寝ました。翌朝体が重い自分、メイクをしたまま寝ている自分、過食を繰り返してしまった自分、時間を無駄に過ごしている自分に自己嫌悪に陥りました。

今日こそはやめようと思っていても、また夕方頃、胃のムカムカが治まってくると食べたい衝動に駆られ、食べ物を買い込むという恐怖のサイクルになりました。
知人に会わないか怯えつつも歩きながら食べたり、電車の中でも食べたい欲が出ました。自分で止められなくなっている意思の弱さ、歳を重ねるにつれて我慢ができない自分が許せませんでした。

甘いものを食べ過ぎると体がしびれたりする日もまれにあり、「糖尿病になったのではないか」と怯えると同時に、「寧ろ病気になった方が、危機感を感じて過食を止められる、入院して強制的に食べられない環境になりたい」と病気で苦しむ人に失礼な考えまでしていました。
生理が1・2カ月止まることが何度かありました。また、髪の毛も良く抜けました。
そして、過食をした次の日は体がだるく、お腹にガスが溜り、体臭も臭い気がしました。

また忘れっぽい、家にいると何かしたいのに動けず何もせずに時間を過ごす、自分に自信がなくなり人に会いたくなくなる、食べることが大好きなはずなのに常に胃が重く料理も美味しく感じられない、過食か絶食しかしていなかったので、どういう食事をすればいいかわからなくなっていました。

太った自分を会社の人に見せたくない、何もしたくない、面倒くさいという思いが増え、たまに会社を休んで(または、外回りの仕事をしているという報告をして)1日家にいるということもあり、そんな日が増えて行きました。会社にはばれていませんが、ばれたらと思うと恐ろしかったですし、こんなに頑張れない私は社会人失格だと自己嫌悪でした。

そして、家にいると最初は気持ちを切り替えて、過食を抑えていたのですが、それにも慣れてくると、近所へ食べ物を買いに行き過食するようになってしまいました。何をしていても食べ物中心にしか考えられませんでした。

仕事も人間関係もそれなりに回っていますが、いつ過食が原因で色々なものが壊れてしまってもおかしくないと思います。
これまで何度も繰り返してきた過食。どんどん酷くなってきており、自分で自分のことをコントロールできなくなってきています。