本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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カテゴリ : 経年増加

私の過食がどうやって増えたか

女性 自由業 30歳 A型 埼玉県

◎増えた経緯◎
1年前、知人の一人もいない土地へ引っ越しました。新しく仕事をはじめて、慣れない土地・仕事ながら最初は楽しく新生活を満喫していました。ところが、男性からはセクハラを受け、女性からは動機は不明ですが陰湿な嫌がらせを受けるようになり、だんだんと心を閉ざすようになっていきました。誰にも相談も愚痴も弱音もしないで、日常会話すらしないように務めて、業務上必要なことだけ話す1年間。たまに、前に居たところの友達と会ったり連絡はしていたものの、あんなに話さず、笑わず、人の目も見ない(怖くて見ることができない)1年間はありませんでした。

◎発症当時の意識◎
当初は、「ストレス発散のためのバカ食い」程度の意識でした。寂しさから甘いものが欲しくなり、仕事後にコンビニでチョコ菓子を買う。甘いのとしょっぱいのをセットで食べると飽きないからという理由でしょっぱいものも一緒に買う。
食べるとスッキリした気がして、「これは自分への愛、優しさで励ましだ」くらいに思っていました。
月に2~3回だったバカ食いは、週3くらいのペースになり、そうなると、すこしぷっくりしたため中断。見た目をもとに戻して、またバカ食いをして、だんだんそれが習慣になっていきました。

発症当初は食べるとスッキリしていたのに、だんだんと罪悪感・後悔の念を感じるようになり、買いにでかけるか止めるかを1時間くらい悩んだあと出掛けて(悩んでいる間は床に座って全く動かない状態。)、食べたあと罪悪感で動けない時間が30分~1時間。
ぴかぴかだった肌も荒れ、常にできものがあるようになり、また過食をやめて、でも再発する。ということを1年繰り返していました。

発症時、月2~3回だった過食は、1年後には1日4回程度に増えていました。

それでも自分が「摂食障害」だということは気づかず、止められるはずなのに止められない自分の意思の弱さをひたすら責めていました。

食べ過ぎでやめられないことを不思議に思いインターネットで検索しても、「摂食障害」という単語は出てきませんでした。

食欲を押さえるコツ意識を強くもつコツを検索したので「歯磨きする」等の情報とは出会えましたが、そんなものでは止められず、ただ自分の意思の弱さを責めていました。
「摂食障害」という単語は、本当にたまたま、病気とは何も関係のないサイトで見かけて。気になり調べて、自覚して、こちらのセンターさんと出会えました。

発症9カ月…普通だった10カ月前に戻りたい。

女性 会社員 25歳 A型 千葉県

失恋がきっかけで食事量が極端に減り、1週間で6kg体重が減ったことがありました。
それから新しい恋愛をしてから、しばらくは普通の食生活をできていたのに週1,2回程度過食するように。
当時の彼から太った、前はスタイルがよかった、と言われるようになり、痩せないといけないのにどうすればいいかわからず過食もとめられませんでした。太ったことがすべての原因ではありませんが、その人には振られました。

それから、一時的に体重は減りましたが、転じてそれまでとは比較にならない程過食量が増えました。

転職して間もないのに、帰宅してすぐ過食。
体重はこの1ヶ月で5kg増え、体は重いし服は入らない、身体を動かすと今まで感じなかった肉を感じ、苦しいです。
食べ過ぎで口の中が痛くなる日もあります。
たくさん食べ物を買って、食べてる途中はお腹いっぱい、こんなにいらなかったと思うのに食べ物が少なくなると不安になります。

過食に時間を取られて家事や勉強が一切出来ず、夜更かしもしていつも睡眠不足で身体が辛いです。
学生の頃や、10ヶ月前は特に食事や体重は意識したことなかったのに痩せていて、あの時のことばかり思い出します。思い出したって過食を止められない自分が悪いのに…と自分を責めながら、どこかで甘えや逃げの気持ちもあります。
私は過食をやめて、痩せて、スタイルが良くなって、これからの人生明るく生きたいのに。先が見えません。

「今日こそは止めよう」の繰り返し

女性 会社員 27歳 O型 東京都

過食衝動に気づいたのは20歳の頃ですが、幼いころから太ったり、痩せたりを繰り返していました。
小学生という大事な成長期に食事制限をしてダイエットをして痩せました。
中学生くらいの頃からカロリーを常にチェック、野菜をしっかり摂るなど健康にこだわり、カロリーの高いものを食べるのは常に罪悪感がありました。しかし、食べることが大好きでその執着が人より多く、細い=奇麗と細い人へのあこがれが常にありました。

その後、大学でははじめ過食衝動はありませんでしたが、留学時に自分の理想とのギャップや悩みを人に相談できないストレスから3・4ヶ月ほど週に2・3回、夜中に甘いものを食べるようになりました。その頃は、顔中にニキビが沢山でき、口内炎もよくできました。留学が終わり、また過食は止まりました。
しかし、社会人になって2年目ごろから、1・2週間に一度無償に甘いものが食べたくなりました。
新商品やその土地限定の食べ物、口コミの高いレストランで食べることで優越感・満足感を感じたので、営業で外回りをしている時は、食べたいものを中心に行き先を考えたり、店をはしごしたり、仕事に全く集中できませんでした。
そしてそんな自分に自己嫌悪を感じました。

夜はコンビニやデパ地下、駅中のお店と色々な場所へ行っては食べ物を買いまくり、家で無我夢中で食べました。
沢山買っているのを見られると恥ずかしいので、家の近くのコンビニでもはしごをしました。
夜は、12時近くまで食べ続け、お腹は妊婦のように膨らみました。そして、何もしたくなり、携帯などをいじり、眠くなってそのまま寝ました。翌朝体が重い自分、メイクをしたまま寝ている自分、過食を繰り返してしまった自分、時間を無駄に過ごしている自分に自己嫌悪に陥りました。

今日こそはやめようと思っていても、また夕方頃、胃のムカムカが治まってくると食べたい衝動に駆られ、食べ物を買い込むという恐怖のサイクルになりました。
知人に会わないか怯えつつも歩きながら食べたり、電車の中でも食べたい欲が出ました。自分で止められなくなっている意思の弱さ、歳を重ねるにつれて我慢ができない自分が許せませんでした。

甘いものを食べ過ぎると体がしびれたりする日もまれにあり、「糖尿病になったのではないか」と怯えると同時に、「寧ろ病気になった方が、危機感を感じて過食を止められる、入院して強制的に食べられない環境になりたい」と病気で苦しむ人に失礼な考えまでしていました。
生理が1・2カ月止まることが何度かありました。また、髪の毛も良く抜けました。
そして、過食をした次の日は体がだるく、お腹にガスが溜り、体臭も臭い気がしました。

また忘れっぽい、家にいると何かしたいのに動けず何もせずに時間を過ごす、自分に自信がなくなり人に会いたくなくなる、食べることが大好きなはずなのに常に胃が重く料理も美味しく感じられない、過食か絶食しかしていなかったので、どういう食事をすればいいかわからなくなっていました。

太った自分を会社の人に見せたくない、何もしたくない、面倒くさいという思いが増え、たまに会社を休んで(または、外回りの仕事をしているという報告をして)1日家にいるということもあり、そんな日が増えて行きました。会社にはばれていませんが、ばれたらと思うと恐ろしかったですし、こんなに頑張れない私は社会人失格だと自己嫌悪でした。

そして、家にいると最初は気持ちを切り替えて、過食を抑えていたのですが、それにも慣れてくると、近所へ食べ物を買いに行き過食するようになってしまいました。何をしていても食べ物中心にしか考えられませんでした。

仕事も人間関係もそれなりに回っていますが、いつ過食が原因で色々なものが壊れてしまってもおかしくないと思います。
これまで何度も繰り返してきた過食。どんどん酷くなってきており、自分で自分のことをコントロールできなくなってきています。