過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

カテゴリ : 過食症での人生歴

40代になっても続いている過食

女性 主婦 40歳 O型

初めて食べたものを吐いたのは、13年前。(27歳)
ストレスが、重なり、パンやお菓子を詰め込んで、吐いていました。
過食症と言う病気も知らなかった頃で、
日々の楽しさや生活で、いつ治まったのかわからない感じで自然になくなりました。

その後、10年間。
たまに嫌なことやストレスがあると沢山食べて吐いていました。
体型にコンプレックスはなく、「痩せたい」というより、「沢山食べて吐きたい!」という感じでしたが、日常化もせず回数も増えませんでした。

そして、今から約2年前。
事業に失敗して、住むところも無くし、精神的に追い詰められていたとき、過食嘔吐があらわれました。
最初は、疲れて甘いものをちょくちょく口に運ぶようになり、
気づいたら麻薬のようにお菓子が手放せなくなり、電車の中でも食べました。
家族に隠れて、犬の散歩に行くふりをしてコンビニへ。
もう、自分ではコントロール出来ない状態でした。
このままではいけないと、買ったパンを、ゴミ置き場に捨てに行きました。それをまた、拾いに行く始末。
情けなくて、止めたいのですが、止められないのです。

1日に、3~4回の過食嘔吐を毎日。ピークに達したとき、本当にこのままではいけないと思い、自力でやめました。
野菜のメニューを何種類か作り、毎日、それしか食べませんでした。
過食嘔吐していた時のパンやお菓子、少しでも砂糖が入っていたりするものは、一切食べませんでした。
最初はとても辛かったのですが、慣れたらどうってことなく、食べ物から解放されて
天国の様な気分でした。
体調もよく、以前の自分を取り戻した!と元気はつらつです。
しかし、その頃の、体重は、39キロ~41キロ。163センチの身長には、痩せすぎでした。

これではいけない、と、怖かった外食やお肉やご飯を食べました。
罪悪感もなく、体重も45~46キロ位になればいいかなあと思ってました。
7ヵ月の疑似停止だったんですね。

再発しました。今は、過食のみです。毎日です。
あんなに辛い思いをしたのに繰り返すなんて、なんて馬鹿なんだろう、と、
最初は相当落ち込みました。
今は、食べ出すと止まらず、体重も53キロオーバーです。
吐きません。前のような、過食嘔吐の悪夢はあんな思いはもういやなので。
今も見たことない身体で、辛いです。
それでも一日中過食嘔吐するよりはましです。

二度とならないと思ってました。

過食症は、意志で治るものではないと、今になって実感します。
過食症は、本当に怖い病気です。
負けずに過食を止めるための行動を続けることが大切だと思います。