本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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カテゴリ : 治療の体験談

過食症の治療体験

女性 会社員 25歳 B型 長野

・都内で有名な精神科に一度。
予約をとるのも大変な病院だった為、医者は診療時間を気にして心は患者に向いていないようでした。ただでさえ、親しいはずの友人にだって自分の本心を打ち明けられない私が、初対面の他人である医者に心を開けるわけもなく、ただただ悲しく虚しい思いをしただけでした。この頃はまだカウンセリングが必要だったのだと思います。

・市の保健師に相談するような制度があると聞き、一度だけ話をしに行った覚えがあります。
摂食障害の知識がある方だったので話しやすかった気がします。

・1、2年後、自ら治そうと前向きに病院を探し、摂食障害に特化したクリニックへ何度か通いました。
その頃はもう気持ちが落ち着いていたのでカウンセリングの必要はなく、薬で治そうと思っていました。
けれども薬は根本的な問題があります。
食前に飲めばその後の過食嘔吐で吐いてしまうし、私にとっての食後とは、過食嘔吐で空っぽになった後のことでした。
薬がきちんと飲めていない状況で医者に会うのが辛くなり、結局途中で諦めてしまいました。
もう、何をしたら治るのか全くわからなくなってしまい、病気なことを意識しないで生きていこうというスタンスに切り替えてしまいました。

それではずっと治らないことに気付き、今ここにいるという感じです。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。

精神科の薬は過食症に効いたのか…今もわからない

女性 主婦 33歳 A型 埼玉県

過食症になって数年経ち、一番酷かった頃、精神科に行ってみたことがありました。

普通の病院と同じような診察を受け、ルボックスと言う薬を処方されましたが、
薬を飲むとボーッとなってしまうのが怖くて最後まで飲めませんでした。
走ったり運動して少しでもカロリーを消費しようとしていた私には動けなくなることが怖かったのです。

そして今の夫が病院に付き添ってくれたのですが、その診察をみて、診察の際に体裁を気にしすぎていることを私に指摘しました。
無意識のように大したことがないように取り繕ってしまうようでした。

通院の意味が見出せなくなってしまったので私は病院に行くことをやめてしまいましたが、適切な病院に行き適切な治療を受けたら有効だったのか?
と今も分からないままです。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。

精神科に行っても良くならない過食嘔吐は発症して21年目

会社員 35歳 A型 神奈川県

幼い頃から高校まで家族との思い出では悲しく苦しいものがほとんどで、人と比べるとあまりに幼少期の記憶に乏しく自分で驚きました。
悲しい記憶は心の奥底で眠っているのでしょうか。
唯一嬉しかったのが、幼い私がこたつの上に乗り、父と母が笑顔で掃除機をかけている記憶です。

今は亡き父に肩車をしてもらっている写真を見るのも好きでした。

中学2~3年からダイエットで過食嘔吐が始まり、母には
「汚い」
「あほ食いするな」
「あんたが入った風呂は汚い」
等々罵倒されますます孤独になりました。

勉強がままならず専門学校を一浪しました。
過食嘔吐しながらの専門学校は非常に過酷で、涙を流し取り組みましたが留年し同級生とは一緒に卒業できませんでした。

就職してからは更に毎日涙・涙。
どこの精神科に行っても良くならない。

もし母が摂食障害を理解して、スプーンひとさじずつお粥を口に入れてくれたら良くなるかなあ…と妄想して涙して。
自分がうつ病なのか発達障害なのかなんなのか、生きてて意味があるのか葛藤し、自暴自棄になり、金のためならどんなバイトでもいくつも掛け持ちし、いつ死んでもいいと自分を粗末に扱っていました。
血が出るまで吐いてました。
今は、天から授かった命をこんなに乱暴にしてきて申し訳ない気持ちです。

発症して21年…情けないと自分を責めた年月もありましたが、家族ができた今は過去にとらわれたままではいられません。
トラウマを理由に現実から逃げず、これからの人生が笑顔いっぱいになるように一歩一歩進みます。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。