本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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カテゴリ : 治療の体験談

カロリーと体重に縛られ続けた半生

女性 会社員 27歳 AB型 愛媛県

13歳、身長151㎝体重45㎏、痩せたい願望は、小学生の時からずっとあったが、その時は普通に食事ができていた。
14歳、中学2年の春、所属していたバレーボール部を辞めたことをきっかけにダイエットを始めた。
中学2年の5月には49㎏あった体重が、中学2年の2月には36㎏まで落ちた。
その時の食事は、お菓子は一切食べないのは当たり前。

朝→昨日の夕食、昼→給食の小さいおかず+大きいおかず少し(牛乳は飲まない)、夜→夕食のおかず少し。
停滞期になるとさらに食事量を減らしていき、最終的には一日700kcal目安の食事を半年は続けていた。
中学2年の2月、バレンタインでクラスの仲良し6人でお菓子を交換し合った。

私は、自分でクッキーを作ったが試食もしなかった。
友人にクッキーやチョコをもらったが、太りたくなくて全部捨てた。
私は、他の人と違って太りやすいんだから、普通の人と同じ食事をしたらダメだと思い込んでいた。
私は、元々恵まれていない体型なんだから、人一倍努力しないと皆と同じ体型にならないと思っていた。

中学3年になると、担任の先生が変わった。最悪なことに給食を残してはいけない先生だった。
給食は800kcalあるから、朝と夕食をほとんど食べないようになければならなかった。
自分で食事を決められないのが苦痛だった。このころから過食が始まった。

給食は、中学3年の夏ごろまではよく残した。「好きじゃないから。体調が悪いから。」と嘘をついた。
毎日言い訳を考えたり、先生にわがままだと思われるのが嫌だったから、給食を口に詰め込んだ後すぐにトイレに行き、出すようになった。
授業が終わり、15時ごろ家に帰ると、過食衝動が爆発した。
一度食べ始めると止められない。美味しいというより、カロリーを食べている感覚。すごい勢いで、よく噛まずに食べる。自分じゃないみたいに、家にあるもの全部食べる。夕食がいつも18時ごろ。帰宅してから18時の夕食が終わるまで過食衝動が続いた。
どうせ家に帰って食べてしまうなら、給食をちゃんと食べた方がよかったと後悔。
衝動が落ち着いたらうつになり後悔。過食した翌日は、絶食して体重を減らした。

過食と絶食を繰り返すのも辛かったため、過食した後、外を1、2時間ジョギングするようになった。
そうして中学3年の夏までは過食しても体重38㎏をキープできた。中学3年は受験勉強をしないといけないのに過食で時間を取られて勉強に集中できなかった。
受験勉強のせいで運動する時間もなくなり、秋ごろから体重がどんどん増えた。すると、もうどうでもよくなり、毎日家に帰ったら過食。行き詰った。そして42㎏の時、心療内科に行くと、「そんな痩せてないよ、そんなに食べてたら太るよ。」と言われた。
「そんなの分かってる。」と思った。薬をもらった。薬を飲んでも全く効かなかった。
これ以上痩せたいとは思っていなかった。少しダイエットを休憩したかった。
少しくらい体重が増えてもいいから普通に食べたい。
例えば、クッキー10枚あるうちの2枚だけ食べようと思ってもそれができなくて、全部食べるか全く食べないかになる。
過食衝動が怖い。拒食症の時の方が良かった。辛いのは過食。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。

過食嘔吐の治療

女性 無職 35歳 B型 東京都

大学病院(2ヵ所)心療内科にて通院治療及び入院治療
精神病院閉鎖病棟にて過食おう吐を無理矢理止める治療
内観療法
催眠療法
カウンセラーによる心理療法
精神病院にてデイナイトケアー
心療内科クリニック通院
一般病院心療内科通院
自助グループ参加
カウンセラーによるサイコセラピー

これでも過食おう吐は治りませんでした。情けないです。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。

閉鎖病棟での治療体験

女性 会社員 35歳 O型 埼玉県

心療内科、精神科。地元の病院はもちろん、良いと言われる病院にあちこち足を運びました。
過食が原因で救急車で運ばれる事が続くと、受け入れを断られる事もありました。
どこへ行っても軽視か軽蔑か…薬を処方されて効いた試しはありません。
意識が朦朧としたり吐き気がしたり、眠くなったり。薬の量ばかりが増えていきました。

私が入院施設に入ったのは、家族や親戚からも見放され、行く場所がなくなった時でした。
鉄格子、オートロック。夜には奇声を上げる声が聞こえました。
ただ朝ごはんを食べて、昼ご飯を食べ、夕飯を食べて寝る。
何のために生きているのか…という生活が数日続きました。

過食衝動が止まることはなく、人の残したものを書かれて拾い食いしました。
温かいお茶を飲んで、たくさん飲んでお腹を満たそうとしました。
それでも足りず、鉄格子の中から通りかかる人に声を掛け、何か買ってきてもらおうとさえしていました。
そしてとうとう…私は夜中に冷蔵庫にあった他人の食べ物に手を出してしまいました。
少しならバレないかな、そんな甘い考えでした。

翌日、医者との面談がありました。その事について問われ、気が動転しました。
両親には言わないで欲しいと必死で頼みました。お医者様の計らいもあり、警察沙汰にはならずに済みましたが、その日で強制退院と言うことになりました。
行き場を失った私は、知人の男性宅に身を寄せるしかありませんでした。
入院してもダメなんだ…一体どうすれば私の病気は治るの?そこから私の諦めが始まった気がします。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。