過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

カテゴリ : 30代

10代から今までの経過

過食症になって

女性 会社員 32歳 O型 愛知県
私が過食症になったのは18才の頃。
何度もやめようと思ったけどやめられなかった。
お菓子を少しだけ食べようと思って袋を開けると、止まらない勢いで全部たべてしまいます。
もちろんそれだけではおさまらず、何でもいいから別のものも次々と食べてしまいます。
そして、おなかがいっぱいで気持ち悪くなった時に、食べてしまった、太る・・・という罪悪感に締め付けられて指を突っ込んで全部吐いてしまいます。
毎日これの繰り返し。
食べているときの自分はまるで野生動物のようです。
おかしい、病気だと思いながらも他の人にSOSは出せず、ずるずると15年が経ちました。
治すことよりも、こんな自分をさらけ出すのが恥ずかしいという思いが強かったのです。

26才の時に付き合っていた男性と婚約しましたが、突然嫌になって婚約破棄をしてしまいました。
すごく勝手なことをしていると自己嫌悪でいっぱいでした。
両親は相手の家族に頭を下げて慰謝料まで払ってくれて、それでも私のことを信じてると言ってくれました。
そんな両親にも、その時はありがたいという感謝の気持ちも、申し訳ないという悪い気持ちもあまり持てませんでした。
その後も、不倫をしてしまったり、仕事も思うようにうまくいかなかったりと、闇のなかにいるような感じでした。
計画的にお金を使うこともできず、一人暮らしと過食費の負担が大きかったです。
ヘルスのバイトをして資金を稼ぎ、生活費にあてたこともありました。
今考えると、過食嘔吐という病気のせいで間違った選択をしていたんだと思います。

幸い、私のことを心から愛してくれるすばらしいパートナーに出会え、結婚することができました。でもいくら幸せになっても、過食嘔吐は自分では止められないのです。とても怖い病気。